• 1972年

    白河ドライクリーニングで修行

    白河ドライクリーニングは当時、白河のエリアでは初めてのドライクリーニング店だといわれていました。
    先代の代表は、「白河ドライクリーニング」で修行を開始することからクリーニングのキャリアがスタートし、後のクリーンショップアリス創業のきっかけにもなりました。

  • 1977年

    クリーンショップアリス創業

    周囲の方々の支えや希望もあり一念発起し、自分でクリーニング店を立ち上げるという意気込みのもと、アリスを立ち上げます。
    創業当初の頃は今とは経営スタイルが全く異なり、クリーニングの委託店を多数展開していくという事業展開がメインとなっていました。

    その頃は全員総出で学校の前でチラシを配るところからはじめてみたりと、本当に仕事が何もない完全にゼロからのスタートです。

  • 1993年

    直営店舗展開の多店舗出店ラッシュ

    創業当初は委託店の展開で事業拡大を推進してまいりましたが、時代の変化とともに運営方針も転換していきます。

    具体的には、白河エリアにもショッピングセンターや新しいスーパーマーケットのオープンがあるたびにヨークベニマルにアリスの直営店舗として営業展開がはじまりました。

    つまりは、時代の流れとともに白河にショッピングセンターが多く建設され始めたタイミングでクリーニング店舗も拡大してきたということになります。

  • 2011年

    東日本大震災

    そうこうしている間に、2011年の東日本大震災を経験します。その当時、同業他社様の店舗で、福島第2原発から約2km距離にクリーニング店舗がありました。

    その店舗で取り扱っていたお品物が洗えなくなった、というお話がありクリーニングの下請けができる会社を探されている状況でした。

    当時、どのクリーニング店でも全て断られていたそうですが、当社はそのお品物を受け入れて洗う、という決心をしました。

    被災地でよごれた衣類を洗いたくても洗えないという状況がある中で、「クリーニングは生活のインフラ」として生活の衛生面から下支えするお役に立てればという想いがあり、現在のアリスにもその想いが受け継がれています。

  • 2020年

    いわきエリアに進出

    クリーニングと生活は密接に結びついているので、大切な生活のライフラインとして事業を運営しているという考えも、当社の考え方です。

    この、震災の際のクリーニングの下請け事業が後に福島県いわき市エリアへの進出のきっかけにもなっております。

    白河といわきでは、ご存知の通り約80kmと非常に長い距離があります。一般的にクリーニング店の直営店舗ではこのように工場と店舗の距離が離れていることはほとんどありません。

    いわきは台風などでもその後、被災した地域ですがクリーニングは生活に必要な業種であると言われている中で、だからこそクリーニングはなくてはならないということを強く自覚しています。

震災と台風を経て

2019年の台風で皆様がお困りの時も、衣類が泥だらけになってしまってクリーニングに出したい多くのお客様がいらっしゃいます。
他店ではお断りされた泥だらけの品物をクリーニングしたり、その面ではやはり地域を下支えする、その一端を担ってきたという側面があります。

つまりは、困っている時になんとか助けたいという想いです。

だから、台風などの自然災害があっても、ヨゴレたものをキレイにするという、本業の精神を忘れずに運営しています。

いわきエリア

災害が多い、いわき地区に入ってから、台風の被害が甚大だった時期に「ここのクリーニング屋さんが開いててよかった!」というように本当にお客様に喜ばれたりします。

特に有事の際は、泥だらけの衣類を他店で断られているという状況もあり「綺麗にしたい」というお客様の想いがあります。そんな思いにお応えできる体制を整えてまいりたいと考えております。

とはいえ、当然そのようなビジョンも事業を繁栄させた先にある未来なので、会社を継続させること、雇用を守ることが前提になるのは言うまでもありません。そういった視点で、当社内でも色々と熱い議論になることも多々ありますが、これからもそれだけ真剣にクリーニングという事業と向き合い続けてまいります。

今後の事業展開

生活支援事業への展望

今後の視野として生活支援事業にも関わっていきたいと考えています。労働と雇用という点でも、自立支援などで手助けできるように、雇用を促進していきたいというような想いもあります。このように地域の課題に根ざした事業展開を予定しております。

クリーニングを通じた地域支援に向けて

そして、白河という地域は特に五十歳以上の方が2/3という特に高齢化が進んでいる地域であります。
具体的には、まだまだ続く高齢化社会の中で、現状ではタクシーでわざわざクリーニングに出しに遠い所からご来店いただくお年を召した方もいらっしゃいます。

なぜそうなるかというと、過疎地域にあったクリーニングの委託店がどんどん閉店しているという現状があるためです。そこで、どうやったらそういったエリアに住まれている方々の力になれるのか、ということを真剣に考えています。

単純にクリーニングの委託店舗を出店するということではなく、直接的にお客様とクリーニング工場とのやりとりが可能になる仕組みの採用を鋭意検討中です。

洋服から、毎日を元気に

衣類に合わせた洗い方で、とことん使いやすい普段使いができるクリーニング店
クリーンショップアリス